「社会人1000人に聞いたコロナ禍での働き方アンケート調査」の結果について

株式会社ジーン(本社:東京、代表取締役社長:林田洋明)は、設立5周年を迎えコロナ禍に対応した新たな働き方を模索するために、「コロナ禍での働き方に関するアンケート調査」を実施いたしました。

『社会人1000人に聞いたコロナ禍での働き方アンケート調査の概要』

株式会社ジーンでは設立5周年を迎え、さらなる発展へ向けコロナ禍に対応した新たな働き方を模索しています。

そこで今求められている働き方を分析し、より良いワークスタイルや職場環境の構築に励んでいくために、社会人1000名を対象に「コロナ禍での働き方に関するアンケート調査」を実施いたしました。

■【調査概要】

アンケート名:コロナ禍での働き方に関するアンケート調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年12月8日〜同年12月18日
対象者:20歳から75歳までの社会人
有効回答:1,010件

■結果概要

・回答者の80%が1日以上のリモートワークを希望する一方で、フルリモートを希望する人は全体の13%で、リモートと出社のハイブリッド型が望まれる結果になりました。
・「取引先」、「上司」、「同期」との”飲み”ニケーションが全て無くて良いと答えた人が全体の42%でした。また、『”飲み”ニケーションが全て無くて良い』と答えた人に年代別の偏りはありませんでした。
・年代が若いほど『余暇を重視しているので残業はしたくない』と答える割合が多く、年代が高いほど『給料が増えるので残業はしても良い』と答える割合が多い結果となりました。また、『仕事が好き(スキルアップしたい)なので残業したい』と答えた人はわずか5%でした。

■結果詳細

Q1 あなたにとってリモートワークは週何日が適当だと感じますか?

【選択肢:回答数】
①週1〜2日:338
②週3〜4日:348
③フルリモート:137
④わからない:187

リモートワークは週何日が適当だと感じますか?

【Q1 概要】
『リモートワークは週何日が適当だと感じますか?』という質問に対し、「1日以上のリモートワークを希望する」と答えた人が全体の81.6%でした。一方、フルリモートを希望する人は全体の13%で、多くの人がリモートワークと出社のハイブリッド型を希望しているようです。

多くの人がハイブリッド型の働き方を希望する理由としては、フルリモートワークでの同僚とのコミュニケーション不足や、一日中部屋に閉じこもり一人で働く時に感じる孤独や閉塞が原因だと考えられます。

最近では『テレワークうつ』という言葉が生まれ、リモートワークがメンタルヘルスに影響を与える可能性が高まっており、会社側としても社員の健康維持のために適度な出社による対面でのコミュニケーションの確保が必要となっています。

Q2 あなたの働く会社で、あったら良いと思う福利厚生を記入してください。(複数回答可)

回答例:スポーツジムの補助、家賃手当、子育て休暇、失恋休暇、記念日休暇、ライブ休暇 etc.

あったら良いと思う福利厚生 ベスト3

【Q2 概要】
自由記述回答で、『あなたの働く会社で、あったら良いと思う福利厚生を記入してください。』という質問に対し、スポーツジムの利用に関する補助などのフィットネス関連と、社宅制度や家賃補助などの住宅手当、子どもの急な体調不良に対応できる休暇や子どもの学校行事休暇などの子育て関連の福利厚生を答えた人が多数でした。

また、リモートワークの普及に伴い自宅の電気代や備品購入代、コアワーキングスペース代などの在宅勤務手当を希望する声も多数ありました。

Q3 職場と自宅の距離はどのくらいが良いですか?

【選択肢:回答数】
①徒歩圏内がいい:265
②通勤時間30分〜1時間:626
③気にしない:51
④職場と自宅が同じ(リモートワーク、自営業など):68

職場と自宅の距離はどのくらいが良いですか?

【Q3 概要】
『職場と自宅の距離はどのくらいが良いですか?』という質問に対し、「通勤時間30分〜1時間」と答えた人が最も多く62.5%、「徒歩圏内」と答えた人は26.1%でした。

通勤時間が短くなり朝の時間を有意義に使用できるという徒歩圏内のメリットよりも、多くの人は職場からの一定の距離感を求めており、仕事とプライベートのオンオフをしっかりと切り替えたい人が多数であるとわかりました。

Q4 無くても良いと思う”飲み”ニケーションはどれですか?

【選択肢:回答数】
①同期と:40
②上司と:155
③取引先と:209
④全て無くて良い:435
⑤全てあって良い:171

無くても良いと思う”飲み”ニケーションはどれですか?

【Q4 概要】
『無くても良いと思う”飲み”ニケーションはどれですか?』という質問に対し、「全て無くて良い」と答えた人が42.4%と最多でした。特に20代と30代の割合が高く、飲み会の場でコミュニケーションを取ろうとする中年世代と、飲み会が負担でしかないと感じている若者世代との間に大きなギャップが存在していると感じました。

また、同期との飲みニケーションを許容する人が多い一方で、取引先や上司との”飲み”ニケーションはいらないと考える人も多数存在していました。

Q5 リモートワークをする際に、会社から支給して欲しいものを一つ選んでください

【選択肢:回答数】
①パソコン:464
②プリンター:46
③ディスプレイ:26
④デスク・チェア:42
⑤インターネット料金:247
⑥光熱費:141
⑦特になし:44

リモートワークをする際に会社から支給して欲しいもの

【Q5 概要】
『リモートワークをする際に、会社から支給して欲しいものを一つ選んでください』という質問に対し、「パソコン」と答えた人が47.2%と最多でした。続いてインターネット通信費が24%、光熱費が13.6%となっています。

リモートワークを実施することにより、インターネット通信費や光熱費の支出が以前に比べ増えている人も多いため、会社から手当として支給してほしいと考える人が多いようです。

Q6 職場での理想の席はどれですか?

【選択肢:回答数】
①フリーアドレス:231
②固定席:442
③どちらでも良い:264
④分からない:73

職場での理想の席はどれですか?

【Q6 概要】
『職場での理想の席はどれですか?』という質問に対し、「固定席」が44.3%で最多、続いて「どちらでも良い」が26.4%、「フリーアドレス」が22.1%という順番でした。

近年ではフリーアドレスを導入する企業が増えている一方で、従業員にとっては固定席が根強い人気があることがわかりました。

Q7 あなたの残業についての考え方で最も近いものはどれですか?

【選択肢:回答数】
①給料が増えるので残業はしても良い:382
②余暇を重視しているので残業はしたくない:501
③仕事が好き(スキルアップしたい)なので残業したい:50
④その他(自由記述):77

あなたの残業についての考え方で最も近いものはどれですか?

【Q7 概要】
『あなたの残業についての考え方で最も近いものはどれですか?(自由回答を含む)』という質問に対し、「余暇を重視しているので残業はしたくない」と答えた人が48.7%で最多で、続いて「給料が増えるので残業はしても良い」が39%、「仕事が好き(スキルアップしたい)なので残業したい」が最も少なく4.9%でした。

余暇を重視するので残業したくない人と、給料が増えるので残業を許容する人との間で回答が二分する結果となり、スキルアップというポジティブな観点で残業したいと考える人は少数でした。

また、年代が若いほど『余暇を重視しているので残業はしたくない』と答える割合が多く、年代が高いほど『給料が増えるので残業はしても良い』と答える割合が多い結果となりました。

Q8 2週間の長期休暇が取得できるとしたらいつの時期が良いですか?

【選択肢:回答数】
①年末年始:271
②ゴールデンウィーク:138
③お盆:125
④シルバーウィーク:200
⑤その他(自由記述):276

2週間の長期休暇が取得できるとしたらいつの時期が良いですか?

【Q8 概要】
『2週間の長期休暇が取得できるとしたらいつの時期が良いですか?』という質問に対し、「年末年始」が最も多く26.1%、次いで「シルバーウィーク」、「お盆」、「ゴールデンウィーク」という順番になりました。

Q9 会社の社員旅行に参加したいですか?

【選択肢:回答数】
①参加したい:293
②参加したくない:662
③その他(自由記述):55

会社の社員旅行に参加したいですか?

【Q9 概要】
『会社の社員旅行に参加したいですか?』という質問に対し、「参加したくない」と答えた人が66.1%で最も多く、「参加したい」と答えた人は28.6%でした。また「場所によっては参加したい」や「メンバーによっては参加したい」などの条件付き参加者も少数いました。

また、残業の調査と異なり社員旅行の調査にいては世代による偏りは存在しませんでした。

Q10 職場での服装はどちらが良いですか?

【選択肢:回答数】
①スーツもしくは制服:424
②私服:586

職場での服装はどちらが良いですか?

【Q10 概要】
『職場での服装はどちらが良いですか?』という質問に対し、「私服」と回答した人が58.9%、「スーツもしくは制服」と答えた人が41.1%という結果になりました。

弊社の属しているWeb業界では私服による就業が一般的になっている一方で、金融や官公庁などの堅めの業界ではスーツの着用が義務化されており、業界による偏りが大きいことがわかりました。

ただ近年では、一律でスーツといった服務規定ではなくTPOに合わせて個人の裁量でその日の服装を決められる会社も増えてきているようです。

Q11 あなたの考える理想の働き方と職場環境についてご自由にお書きください。(自由記述)

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【Q11 概要】
自由記述の傾向として、適度なリモートワークやフレックス制度の導入といったある程度自由度があり自分のペースで仕事ができる環境が理想的な働き方と考えている人が多かったです。

また、何の意味があるのか分からない無駄な作業を減らし業務を効率化したいという声や、まずはいわゆるブラック企業ではない職場環境を整えてほしいという声(残業・休日出勤がなく有給休暇を取得できる環境)がとても多かったです。

まとめ

今回、20歳から75歳までの社会人1000人を対象にコロナ禍での働き方に関するアンケート調査を実施いたしました。

コロナ禍で急速に社会に浸透したリモートワークを希望する人が大多数な一方で、コロナ禍が2年経過しフルリモートで働くデメリット部分も多くの人が認識しているためにリモートワークと出社を半々にするハイブリッド型の働き方を多くの人が求めていることがわかりました。

また、コロナ禍が長期化する中で、”リモート疲れ”している人が増えていることが今回のアンケート調査でわかりました。従業員の健全なメンタルヘルスを維持するために会社側としても定期的な出社の機会を設け、社員同士のコミュニケーションを促進することで「テレワークうつ」の予防が求められています。

また、多くの人が仕事とプライベートのオンオフの切り替えを意識しています。特に、”飲み”ニケーションや社員旅行などの昭和的なマネージメント・コミュニケーション手法に異を唱える人がとても増えており、ワークライフバランスというキーワードの重要性がますます上がってきています。

株式会社ジーンでは、今回のアンケート調査をもとに社員が最高のパフォーマンスを発揮できる働き方や職場環境の構築に努めてまいります。

また多くの企業様が、コロナ禍という社会情勢の変化に対応したより良い働き方や職場環境構築のために、弊社実施の『社会人1,000人に聞いた コロナ禍での働き方に関するアンケート調査』をお役立ていただければと思います。

株式会社ジーン 会社概要

代表取締役 林田洋明
設立 2016年12月8日
決算期 6月
資本金 1億円(2021年9月現在/資本準備金含む)
売上高 15億7,600万円(2021年6月期)
事業内容 インターネット広告運用、ウェブサイト制作、各種コンサルティング
URL https://jeane.jp
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